「寝ても疲れが取れない」そんなあなたへ
落ち込みやすくて、不安に襲われている日が多い。
そんなことありませんか?
✅寝てるのに疲れが取れない
✅イライラしやすい
✅理由もなく不安
これ、実は現代が生み出した「文明病」です。
ただのストレスではないので、
しっかり原因を追求をして、解決しましょう!
この本では、
古代と現代の生活習慣をピックアップし
「文明病」を解明して行きます。
古代の暮らしを象徴する狩猟採集民と
現代の暮らしをする現代人の日本人で
不調のパターンを比較します。
・狩猟採集民
外傷や感染による短中期的な炎症がメイン。
激しい発熱や嘔吐など周囲から見てすぐにわかるような症状が出る。
・現代の日本人
体内で延々とくすぶる長期的な炎症がメイン。
誰にでもわかるような症状は表に出ず、
少しずつ不調が進行する。
冒頭にあげた
✅寝てるのに疲れが取れない
✅イライラしやすい
✅理由もなく不安
まさしく現代の不調を示しています。
それでは、
古代と現代のどのような変化が
文明病へ発展したのか
3つの視点から分析します。
①多すぎる
②少なすぎる
③新すぎる
現代はこの3つが極端に変化したことから
体が環境に適応できなくなったとされています。
①多すぎる
:古代には少なかったものが、現代では豊富すぎる
▶︎「カロリー」
600万年の歴史のなかで、
人類はカロリーが足りない環境に
適応するために進化してきました。
そのため、私たちの脳と体は
「低カロリー」には上手く対応できますが、
「高カロリー」を処理するようには設計されていません。
②少なすぎる
:古代には豊富だったものが、現代では少なすぎる
▶︎「睡眠」
・現代人
日本人の睡眠時間は7時間14分
(2010年の国民生活時間調査より)
⚠️平均の睡眠時間が1日7~9時間の範囲を逸脱すると体内の炎症マーカーが激増する
夜中に何度も目が覚めてしまうような場合も、体内の炎症は増える
・狩猟採集民
睡眠は平均6・9~8・5時間。
そのパターンは正確そのもので、
日暮れから3時間後には必ず眠り、
毎朝7時には自然と目を覚まします。
夜中に何度も目が覚めてしまうケースは
一度も確認されず、
みな一晩で完全に体力を取り戻していました。
目が覚めたのに寝床でダラダラしていたり、
ボンヤリした頭を抱えながら狩りに出かけることもありません。
③新しすぎる
:古代には存在していなかったが、近代になって現れた
▶︎「トランス脂肪酸」
トランス脂肪酸は、植物油に水素を付加して作られた人工の油です。
安価で保管が簡単な性質を持ち、
パンや揚げ物などに使われています。
トランス脂肪酸が体に悪いのは、
肝臓の働きを乱すからです。
大半のコレステロールは脂質・糖質・タンパク質をもとに肝臓で作られますが、
トランス脂肪酸は人体にとって
「新しすぎる」せいで上手く材料として使えず、
結果として悪玉コレステロールが製造されます。
▶︎「孤独」
・タバコや肥満と同じぐらい全身に炎症を起こす
・孤独感が強い人は早期死亡率が26%も高まる
・社会からの孤立が長引けば、32%にまでアップする
【古代の孤独】
グループからの離脱は死を意味しました。
そのため、私たちの脳には
「人間関係が希薄な環境」に対応するためのシステムが備わっていません。
現代のように核家族や地域コミュニティのような
仕組みが消えつつある状況では、
「孤独」は自分の生存を脅かすものとして認識されます。
人間の暮らしは変化していくものの、
体の仕組みは古代の生活様式に対応したまま
私たちが生きていることを知りました。
便利になりすぎた今、食べ物も選択肢が多くあり
人体に有害とされるものさえ出てきてしまいました。
正しい知識を持ち、選択をする重要性を感じます。
また、生き方、働き方、本来の人間らしい生活とは?
考えるいいきっかけになる本です。
是非一読ください。
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